サリーは謎解き名人/ジャネット・イヴァノヴィッチ

サリーは謎解き名人 (扶桑社ミステリー)

サリーは謎解き名人 (扶桑社ミステリー)

今回の逃亡者は元カレの車を盗んで訴えられたマクシーン・ノーウィッキー。彼女の跡を追うステファニーは、暗号で書かれた手紙を見つける。パズルマニアのドラッグ・クイーン、サリーの協力を得て何とか手紙を読み解くものの、捜査はまるで進展しない。強盗に頭皮を剥がれたマクシーンの母親も、うっかり指を切断した同僚のマージも、明らかに不自然だが、何も知らないと言うばかり。ある日、ステファニーのアパートが何者かに放火され…。大好評「ステファニー・プラム」シリーズ待望の第四弾。


あぁ。
今回も名言ばっかりでどれを引用しようかと迷いに迷った…!!!
そして今回の名言、もとい迷言はコレ(笑)

「侮辱する気はないんだよ」ルーラが言った。「でもあんたはスティーブ・マックイーンじゃない。きっと、あたしがいてうれしいと思うようなことが起きるよ。それにおもしろそうじゃない…あたしたち二人で、またいっしょに仕事ができるなんて」
「アタシたち三人よ」サリーが言った。「アタシも行くってば」
「んまあ」ルーラが言った。「お色気三銃士ってとこだね」

ちなみにルーラは引退した売春婦で、自称ちょっと太目の体重100キロ超える黒人、サリーは厚底サンダルを履くと身長2Mを超える、円錐形△おっぱいのレザージャケットを着た女装のゲイ(ドラッククィーン)です。

もう、大好き(笑)

今回はステファニーの元夫を寝取った永遠のライバルジョイス・バーンハートもバウンティ・ハンターとして登場!
彼女とルーラとのやりとりがまた楽しいんだ(^^)

ドタバタ展開が楽しいのも魅力なんだけど、文章もすんばらしい!

ひとを車にたとえるならば、ルーラはさしずめ、ぎらぎら輝くクロムめっきグリルとでかすぎるヘッドライトを装備し、生ごみをあさる野良犬のようなうなりをあげる大きな黒い五十三年式パッカード

…これだもん。大好き!!


そしてとうとうモレリと同棲!!本人は否定していますが。
モレリの色気が…ステファニーじゃなくてもたまらないッス!!


今回もおなかいっぱで大満足。