おばちゃまはアラブ・スパイ/ドロシー・ギルマン
おばちゃまはアラブ・スパイ ミセス・ポリファックス・シリーズ (ミセス・ポリファックス・シリーズ) (集英社文庫)
- 作者: ドロシー・ギルマン,柳沢由実子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1992/11/20
- メディア: 文庫
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ミセス・ポリファックスは、ひょんなことからCIAのスパイになった気のいいおばちゃま。任務のたびに、危機一髪という危険をくぐりぬけ、結果はいつも大逆転の大手柄。今回の行き先はモロッコ。彼女の仕事は、ちょっとお行儀の悪い情報員のお目付役として一緒にモロッコ国内を旅をすればいいという。ところが、モロッコ到着のその日から、情報員とはウマが合わず、不審なことが続発して…。
2月はすっかり読書感想日記をさぼってしまいまして…(^^;
「東欧スパイ」
「シルクロード」
「香港スパイ」
「ハネムーン」
と読んではいるのですが、細かいところは忘れてしまっているので(それを無くすためにブログを作ったのに…)
まとめて感想だーイェイ。
「アラブ・スパイ」の時点でおばちゃまは「サファリ・スパイ」で知り合ったサイルスとついに結婚しています!
CIAの仕事にも理解があるサイルスのもとボランティアで仕事をこなしていくおばちゃまですが、「香港スパイ」では初めての拷問を受け、愛する人の元に帰ることが出来ないかもしれない未来というものに恐怖します。
拷問への恐怖はおばちゃまの記憶にきっちり刻まれ、愛する人と暮らすことにより、とうとうおばちゃまも気楽にスパイ仕事を請け負うことが出来なくなってしまったのか…。
と 思 い き や −!!
退屈している。何もかもいやになるほど、退屈しているんだわ。
この私が、退屈している?
何が足りないのか、ミセス・ポリファックスはすぐに気がついた。心のどこかでずっと気がついていたに違いなかった。
もう一年になる。私はもう年だからということで、お払い箱になってしまったのかしら。
たはー。もう「そのままの君でいて」!!
今回の最初の相棒は、読んでておばちゃまと一緒にイライラ…。
狭い車の中で相性最悪の人と同乗するのは最低だよね…と感情移入しつつ、いつもの通り驚きの展開に流れ込むのでした(笑)
毎回「そろそろあきるんじゃ?」と思いつつ読み始めるんだけど、今回のシリーズも勉強になる格言もいっぱい出てきて、素敵な人との出会いや、思わぬ人との再会もあり、盛りだくさんで楽しかったです。